「やぎのおはなし」
☆P新人賞2011受賞☆
応援していただいたみなさま、本当にありがとうございました!
選考委員のみなさまには、
「舞台の色彩、サイズなどが適切で、安心して見られる」
「無駄をそぎ落とした日本画家らしい発想で、極めて単純なものをここまで魅せきることに感心」
「ストーリーやドラマではなく、胎内で感じたことの再現による感動に近い感覚」
「やぎという存在が、観るものにとってどういった存在なのか、掘り下げが必要」
といった講評をいただきました。
また観客の投票では、他の2作品とは倍近い得票差付け、たくさんの方に支持していただきました。
本当に、ありがとうございました。
平松絵美さんが自分をモチーフに作りつづけてきた「やぎ」。
一目見ただけで、誰もがそのかわいらしさに心奪われます。そして、人形遣いはその魅力・生命力をさらに引き出すことに徹しています。
今回、その魅力が見る方にちゃんと伝わっているということが分かりました。
また、「やぎ」を深く理解し、新しい「やぎ」を生み出すのに欠かせなかったのは、ノノヤママナコさんの音楽です。
音楽は「やぎ」の世界の空気・水。人形遣いはその音楽の一部に溶け込んで「やぎ」を遣います。
まさに、美術と音楽を魅せるために、人形遣いがいるのです。
共演の桑原くんは、普段セリフを話し、自分の体を使って人物を表現する役者が、その全てを封印したこの「やぎのおはなし」に挑戦してくれました。
徹底的に自分を消すということは、なかなかできることではありませんが、短い稽古時間の中でそのことを理解し、会得してくれました。
これからも、一緒に舞台に立っていたいと心から思います。
この作品を、産み、育ててくださったたくさんの皆さんに、心から感謝しています。
これからもやぎは旅を続けます。
温かく、見守っていただけるとうれしいです。
さて!
賞金は20万円!
来年の新作に意欲満々です!!
皆さんのご期待に応えるべく、頑張りますので今後ともゆめみトランクをよろしくお願いいたします。