パペットシアター ゆめみトランクとは
2008年 創立
チェコ在住の国際的な人形作家 沢則行を作・演出・美術に迎えて「かぐやひめ」「URASHIMA」「BUDORi」など、子どもたちに身近な作品を現代的にアレンジして独創的な人形劇創造を進めている愛知県の人形劇ユニット。
あいちトリエンナーレ2010では現代美術家ユニット「西京人」との協働により「ここは西京/旅路は彼方の世界へ」をリメイクした人形劇を上演。
インドネシア、インド、ネパール、韓国等、海外公演の実績も多数。
俳優の桑原博之は、インドネシア ジャカルタにて開催された「World Puppet Carnival」にてベストアクター賞を受賞。
2020年は「かぐやひめ」がアメリカアリゾナ州のArizona Great Puppet Theaterから招へいされました。(コロナ禍で中止)
そのほか、子どもたちへの人形劇ワークショップを数多く実施するなど幅広く活動しています。
CAST
代表 ゆみだて さとこ
愛知県刈谷市出身。
日本UNIMA(国際人形劇連盟日本センター)会員。
愛知人形劇センター理事。名古屋大学文学部卒。
名古屋大学人形劇サークルでの活動をきっかけに、在学中の2003年に人形劇団ちんどんに入団。全国の幼稚園、保育園、おやこ劇場、人形劇フェスティバルなどで年間200ステージ以上の公演を重ねる。
2008年、新しい人形劇の創造を目指し「ゆめみトランク」を旗上げ。若手俳優のユニット企画や、俳優、クラウン、舞踏家などとのコラボレーション作品の制作、出演など幅広く活動。バンコクで開催されたWorld Puppet Carnival(2014年)では一人で演じるオブジェクトシアター「Tiny Drop-inspired by Shakespear”The Sonnet”」を上演し好評を得る。劇団オレンヂスタ「いかものぐるい」(2018年)ではオブジェクト監修として参加。オブジェクト操作のアドバイザーとして参加した同劇団の「『サトくん』のこと。」が、日本演出者協会若手演出家コンクール2022にて最優秀賞を受賞(受賞は演出のニノキノコスター氏)。
愛知人形劇センター主催「ひまわりホールアートラボ」2022年度講師。
2023年、愛知人形劇センター主催「人形劇 寿歌」にて、日本劇作家協会東海支部 第7回「俳優A賞」受賞。
桑原 博之(くわはら ひろゆき)
1979年、愛知県名古屋市生まれ。 2002年、総合劇集団俳優館に入団。 俳優館公演「大正三文オペラ」、「ゴーシュの夜の夜」、「どん底」など、北村想作品やロシア文学作品に数多く出演し、9年間俳優として経験を積む。
2011年10月のひまわりホールパペットフェスティバルで上演された「かぐやひめ」より、ゆめみトランクに参加。
インドネシアで開催されたWorld Puppet Carnival(2013)では「URASHIAMA」を上演し、「The Best Actor Silver Wayang」を受賞。
2017年、愛知人形劇センタープロデュース「小町曼荼羅」(作・演出 木村繁)に人形遣いとして出演。
現在も様々な舞台劇に出演している。
STAFF
演出・美術/沢 則行(演出家)
1991年に渡仏。92年に文化庁在外研修でチェコへ。以降、プラハを拠点に世界各国で公演。また、チェコ国立芸術アカデミー演劇・人形劇学部を始め、多くの教育現場で講座、ワークショップを指導。 1999年、ヨーロッパ文化賞「フランツ・カフカ・メダル」授与ほか国際的受賞多数。NHK「ようこそ先輩・課外授業」出演、 「みんなのうた」映像制作、 Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」出演など。 東京2020NIPPONフェスティバルで巨大人形「モッコ」デザイン設計、製作操演総指揮を担当(2021年実施は検討中)。
国際人形劇連盟(UNIMA)会員。www.norisawa.net
国際交流基金performinng Arts in Japanで紹介されました。
音楽/ノノヤママナコ(音楽家)
愛知県立芸術大学美術学部卒。
劇作家北村想主宰の劇団に入団し、数多い北村作品の音楽と音響を担当。
名古屋小劇場演劇界の作品を数多く手がける傍ら、劇団21世紀FOX、二代目西崎緑舞踊研究所、劇団青年座、関西芸術座など、全国各地の劇団の音楽を書き下ろす。
また、自ら舞台スタッフ集団「マナコプロジェクト」を結成し、様々な分野で作曲、編曲、音響プランナーとして活躍。
平成18年度名古屋市芸術創造賞受賞。