写真は、8月25日、福岡県直方市で「かぐやひめ/やぎのおはなし」の上演後、片付けしている隣でやぎで遊んでいる女の子です★かわいい(*^_^*)
デイケアセンターのおじいさん、おばあさんのみなさんを中心に、地域の方に観ていただきました。
そんな中、お母さんと見に来てくれた小学2年生の女の子。
「かぐやひめ」の最後は、Tシャツのえりでいっぱい涙を拭きながら見てくれました。
片付けしていると、「にんぎょうにさわりたい」って、来てくれました。やぎがお気に入りのようです★
後で聞くと、会場の公民館にいた犬に、最初は怖がっていて遠くから見るだけだったけど、やっと頭を撫でられるようになった、そのしばらく後に、犬が死んでしまったそうです。
小学2年生で、「かぐやひめ」の最後にそんなに涙してくれるのはなかなかないなぁ、と思っていたのですが、そうした別れを経験したところだったのですね。
子どもたちには、どんなに小さくてもそれぞれの人生のなかで経験したことがたくさんあります。
その心のどの部分に、どのように触れ、どのように彼らがそれを表現していくのか、私たちの作品は、そのきっかけをつくり、やさしく見守りたいと思っています。
大人が決めつけた「こども」という偶像、価値観から子どもを解き放って、彼らが自由に考え、想像し、表現できることが必要です。
なにより、そういう「こども」偶像から、大人が解き放たれなければ。