あっぷ10月号コラム

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あっぷ10月号コラム

愛知人形劇センターの機関紙「あっぷ」10月号のコラムを担当しました。
9月19日と20日にひまわりホールで行われた伝統人形芝居「車人形」ワークショップと、現代美術ワークショップに参加したことについて、書かせていただきました。


車人形と現代美術ワークショップに参加した。

車人形の講師は西川古柳氏。ろくろ車に腰掛けて人形の足を自分の足の指でつかみ、左手で人形のカシラと左手を操るのは予想以上に難しい。古柳氏の洗練された演技を間近で観るとそのすばらしさを実感した。

現代美術の講師は水谷イズル氏。彼の作品「空のしずく」は、歪なガラスの塊の中にゆっくりと変化する空と水の波紋の映像。まるで空を結晶化したようだ。美術の歴史、芸術とは何かという話は目からウロコだった。

芸術は常に最先端だ。「他ジャンルとの作品もたくさん創ったが、やはり伝統に戻ってくる」とは、古柳氏が常に最新であろうと挑戦してきたからこそ言える言葉だ。また、最先端であるためには社会の中で芸術がどうあるべきかを創造者が常に感じていなければならない。水谷氏の作品には彼が感じた社会への疑問、変化、希望が込められている。

「心の表層の汚い部分より奥底にみんなと繋がっている水脈がある。そこからくみ上げた水こそが芸術だ」と水谷氏は締めくくった。

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